こんにちは、オオカミです。
本日はサラリーマンとゼロサムゲームについて考えていきたいと思います。
- サラリーマンはゼロサムゲームの世界にいるのだろうか?
- サラリーマンで稼ぐのとFXで稼ぐのは何が違うのだろうか?
このような疑問にお答えしていこうと思います。
だれも疑問に思わないかもしれませんが笑
サラリーマンとゼロサムゲーム
今回の記事ですが、ゼロサムゲームという概念が面白かったので
サラリーマンに当てはめて考えていこうと思います。
昨日の記事ではFX=ゼロサムゲームという内容でした。
ゼロサムゲームと聞くと何も価値を生み出していないようでマイナスなイメージがあります。
日本独特の投資は良くない的なイメージがひしひしと伝わってきます。
FXに関しては確かにゼロサムゲームですが、サラリーマンはどうなんでしょう?
大半の人はサラリーマンですよね、、、
FXに関してはゼロサムで良くないというイメージが世間には一定割合存在します。
じゃあ、サラリーマンはゼロサムゲームじゃないのでしょうか?
この疑問を解決していきます。
FXはゼロサムゲーム
FXに関してはゼロサムゲームと断言できます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
サラリーマンの構造
次にサラリーマンの構造を考えます。
サラリーマンの義務は労働時間を会社に提供することです。
時間が決められていて、出社して仕事をします。
サラリーマンが貰う給料は時間を提供することによって得られます。
給与=提供した時間
給料は増えるのか?
サラリーマンの給料を上げるのは非常に難しいです。
残業代は時間の提供ですし、役職手当も会社に何年も勤めなければなりません。
給料は不思議なもので、相場というものが決まっていて増やすのは非常に難しいです。
増えたとしても税金が増えるばかりで、時間を提供しお金に変える本質は変わっていきません。
優秀な成果を出し、会社に利益をもたらせば給料はあがります。
しかし、明確な基準はありません。
給料の金額は会社のオーナーに委ねられています。
歩合制の場合は明確な基準がありますが、歩合制は個人事業主と同じですね。。
会社側からみた給料の構造は?
次に会社から見た給料の構造を考えます。
給料は会社側から見たら人件費です
給料=人件費
会社は従業員にたいして、時間を提供してもらった対価として給料を払います。
会社側の利益としては
従業員が創造した利益-(人件費+諸費用)=会社側の利益
このような構造が成り立ちます。
結局の所、
従業員が会社に利益を残せるかどうかによって、会社に利益が出るかどうかが決まります。
会社側にとってはプラスサムゲーム?
この従業員の生み出す利益は不確実性が極めて高いです。
サラリーマンの人で自分がいくら会社に利益を出せているのか分かる人はいますか?
ベンチャー企業ならわかると思いますが、大企業ではわからないですよね。
会社側がプラスサムゲームとなるには従業員の利益がどれだけ生み出せるのかにかかっています。
こう考えると会社側にとっては条件付きのプラスサムゲームと考えることが出来ます。
条件:従業員が創造した利益-(人件費+諸費用)がプラスであること
上記の条件を満たさなければ会社は赤字になってしまいますね。
たしかにゼロサムゲームではないことは良いかもしれませんが、会社としてはマイナスサムゲーム(赤字)となる危険もあり、不確実性が高いです。
この不確実性があるので、ビジネスは面白いのかなと思います。
サラリーマンはゼロサムゲーム?
会社側の人件費の構造を考えれば、従業員が価値を生み出すことによってプラスサムゲームが成立します。
ではサラリーマンはどうでしょうか?
貰える給料は利益を出しても出さなくても一定額です。
利益を出していれば、安心できますがすぐに給料が上がるかというとそんなことはありません。
利益を出さずに、赤字でも給料は出ます。
給料をもらえる根拠は出勤していること、つまり時間を提供することがお金になります。
時間という有限な資源を提供しお金に変えるのがサラリーマンです。
その時間でどれだけ利益を創造したかどうかは問われません。
サラリーマンが貢献した利益はわからない、数値化出来ない場合が多いです。
会社の利益と一部連動している部分もありゼロサムゲームではないといえます。
しかし、主導権や利益の大半は会社にあり従業員にとっては条件付きのプラスサムゲームと考えることが出来ます。
条件は3つあります。
- 時間を惜しみなく提供すること
- 会社に貢献し利益を出すが見返りは期待しない
- 利益がいくらであっても歩合制でなければ給料は相場に従う
時間を惜しみなく提供すること
サラリーマンは時間を提供してお金を貰います。
会社を休めば、その分給料は減りますし。祝日なら休んでも給料は減りません。
サラリーマンにとって仕事をするということは、時間を提供することですね。
会社に貢献し利益を出すが、見返りは期待しない
時間を提供しても、サボっていたら首になります笑
会社に出社して、業務をきっちりこなさなければなりません。
会社に貢献して利益を出さないといけません。
利益を出さなくても、給料が支払われないということはありません。
逆に利益を出したとしても、給料はそれほど変わらず見返りを求めてはいけません。
会社のオーナーは0からリスクを背負って会社を創業しているので利益を享受する主導権を持っています。
サラリーマンに主導権はありません。
利益がいくらであっても歩合制でなければ給料は相場に従う
給料には相場が存在します。
業界によって料金の相場はありますが、給料にも相場は存在します。
飲食店の相場は原価や経費などによって決まりますが、給料の相場はなによって決まるのでしょうか?
最低賃金を決める厚生労働省に相場の基準についての記述がありました。
第3条(最低賃金の原則)
最低賃金は、労働者の生計費、類似の労働者の賃金及び通常の事業の賃金支払能力を考慮して定められなければならない。
労働者の生計費と書いてありますね。
つまり、我々の生活費が基準です。
サラリーマンは生活費をもとに給料の相場が決まっているということです。
そりゃ、貯金できんわ笑
増税して生活費上げるなら、賃金も上げないとおかしなことになりますね。
厚生労働省にはしっかりと仕事してもらいたいです笑
サラリーマンは厳しい条件付きのプラスサムゲーム
条件を3つ挙げましたが、非常に厳しいです。
自分の創造した価値は会社に取られます。
この価値が会社の利益になり、従業員の存在意義です。
時間を提供していれば、一定金額のお金を交換することができます。
しかし、給料は生計費をもとに相場が決まっていてほぼ変動しません。
サラリーマンは自分の貴重な時間を提供し、生計費に変えているとも捉えることが出来ます。
ゼロサムゲームとその他の違いは?
サラリーマンをゼロサムゲームに当てはめて考えるとプラスサムゲームだということがわかりました。
それではFXのようなゼロサムゲームと、サラリーマンのようなプラスサムゲームではなにが違うのでしょうか?
それぞれの利益をまとめると
- FX=正しい取引で利益を上げる
- サラリーマン=時間を提供する(条件付き)
両者の違いは時間を提供することが、利益に直結するかどうかですね。
会社も時間をかけて価値を創造し、利益を得ます。会社は利益が出るかどうかは不確実です
一方FXは取引のよって利益が出たり、損出が出たりします。時間は無関係ですし、不確実せいがあります。
違いは不確実性と時間
ゼロサムゲームとサラリーマンの違いは、時間の提供により報酬が約束されているかどうかです。
FXはゼロサムゲームですが時間は無関係です。
サラリーマンは条件付きプラスサムゲームですが、時間の提供が必要です。
会社は黒字、赤字両方に転びますが利益は不確実です。
このように考えるとサラリーマンは多大な犠牲を支払い、給料を貰うというプラスサムゲームを生きていますね。
ちょっとややこしくなりましたが、ゼロサムゲームだから悪いとか良いとかは関係なく
時間による確実性があるか無いのかの違いだなと思いました。
まとめ
- サラリーマンはゼロサムゲームの世界にいるのだろうか?
→サラリーマンは時間の提供によって給料を得るので、条件付きプラスサムゲームと言えます。
- サラリーマンで稼ぐのとFXで稼ぐのは何が違うのだろうか?
→サラリーマンは時間の提供をすれば確実に報酬が貰えますが、FXでは取引の正しさが大切で時間は無関係です。
最後まで、ありがとうございました。
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