こんばんは、
オオカミです。
昨日の投稿では凡ミスをしていました。
ネットだと凡ミスになかなか気付きにくいです。
紙媒体だとミスに気付きやすいですが、画面上ではなかなかわからないものです。不思議ですね。
本題「貸株サービスの重要事項を解説します!!」
貸株に関してはいくつか記事があるので、そちらを参照してください。
貸株サービスは画面上でポチポチするだけで申し込みができます。
他のサービスに関しても言えますが、対面で金融商品を売る場合は重要事項の説明があります。
販売側からはとてもめんどくさいです。記録に残したり、チェック表がたくさんあって申し込めないとかミスも頻発します。
今はクリックひとつでお金を借りられるし、株を貸すこともできます。FXもネット上のみで完結しますね。
申込みの最中に、クソながい重要事項が出てきますがだいたいすっとばします笑
詳しく読んでいる人がいたら教えてください。
全部理解しようとすると一時間以上はかかると思います。
貸株サービスも同様です。
金利がもらえるだけではなく、その裏には分厚い重要事項が存在します。
今日はその重要事項の一部を解説していきたいと思います。
貸株のリスクについて
重要事項を読む限り貸株のリスクは2つ存在します。
- 借入者の信用リスク
- 貸出先の信用リスク
これだけを見ても何を書いてあるのかさっぱりわかりません。
そもそも信用リスクとは何か?
簡単に書くとお金を借りてる人がお金を返せなくなるかもしれないリスクのことです。
借りている側:借金を100%返せるかどうかわからない
貸している側:返済が100%期日どおりに行われるかわからない
それぞれの立場に立つとこんな感じですね。
借入者の信用リスク
証券会社の重要事項では借入者は証券会社のことを示していました。
どうやら貸株サービスは証券会社とお客さんの間で無担保の消費貸借契約を結ぶようです。
これは証券会社が万が一倒産した場合は株式が返ってこないということになります。
通常、証券会社はお客さんの資産を分別管理することが義務付けられており、
顧客の資産は信託銀行等で管理されています。
証券会社が直接、資産を管理していないので、万が一倒産しても顧客の資産は保護されることになっています。
ところが貸株サービスは証券会社に貸出を行い、証券会社が別のところへ貸出をするので分別管理ではないことになります。
先程の無担保の消費貸借契約ですが、原理はサラ金と同じです。
無担保とは担保を取らないことです。
通常お金を貸すときは質屋ならブランド物、住宅ローンなら不動産を担保に入れて、
返済が不可能になった時元本の一定割合は現金化できるように担保を取ります。
保証人をつけるのも同じ原理です。
貸株では無担保の消費貸借契約なので、お客さんは何の担保も取らず信用のみで証券会社に株を貸しているということになります。
そのため、金利もしっかりもらえるのですね。
貸出先の信用リスク
貸出先はヘッジファンド等実際に株を借りて運用してる機関です。
信用リスクという名の通り絶対に株が返ってくる保証はないということです。
仮に返ってこない場合は遅延損害金が発生します。
遅延損害金は期日を過ぎてお金を返した延滞金のことです。レンタルビデオの期日を守らないとレンタル料が跳ね上がるのと同じ原理です。
レンタルビデオほど遅延損害金の利率は高くはありませんよ笑
投資者保護基金の対象外になる
こちらは借入者の信用リスクと若干重複します。
証券会社に株を貸すので、分別管理の対象外となりますよー
なので、投資者保護基金の対象からは外れるよーということです。
投資者保護基金とは証券会社に万が一のことがあり、お客さんに資産を返却できない場合は1,000万円まで保証しますという制度です。
通常は分別管理がされているので、問題はないんですが投資は金額が大きく何が起こるのかわからないので投資者保護基金が存在します。
貸株は金利が発生する代わりに投資者保護基金の対象からは外れてしまいますね。
株主としての権利が受けられなくなる
これはオオカミも経験済です笑
株主優待が確定する日に貸株に出していると株主優待が受けられません。
あとオオカミも知らなかったのですが、株主総会の決議権も受けられなくなるようです。
非常に熱心な株主の場合は気をつけないといけませんね笑
株を貸してしまっていることは優待等株主の権利も貸し出してしまっていることになるようです。
しかし、配当金はしっかり受け取れるので安心です。
優待は受け取れないが、配当金は受け取れるので不思議ですね。
誰か知っている人がいたら教えてください。
重要事項を読んでみて
他にも細かいことがいろいろ書いてありますが、割愛します。全部は紹介しきれないです。
重要事項を読んでいると貸株はなかなかリスクを取っていると感じました。
貸出先がどのように株を運用し、どうやって金利を確保しているのかわからないのに株を貸しているのはちょっと怖いかなと思いました。
そんなに大した金額ではないので、そこまで心配ではないですが思った以上に注意点が多かったです。
株を信用のみで貸して運用をしているので、万が一大暴落や大暴騰があったら金利は確保されるのかな?と思います。よっぽどのことがない限り大丈夫だと思いますが、、、
貸株の金利は確かに魅力的ですが、金利を受け取るということはそれなりのリスクを背負うということです。
ノーリスクで金利を受け取ることはできないんだと改めて実感になりました。
リスクを考慮した上で、貸株をやっていきましょう!!
まとめ
貸株の重要事項には、信用リスクと万が一の時の保証の対象外になることが書かれていました。
金利を受け取るということはそれなりのリスクを引き受けるということです。
ノーリスクで金利はつかないので、上手にリスクと付き合っていけたらいいですね。
最後までありがとうございました。
オオカミ
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